長期と短期の視点について

誰かに相談されたときや、何か決断をするときによく考える。

 

短期的には良くても(成果がでても)

長期的に見て悪くなるならその選択肢を消す。

 

これは常に意識している。

 

誰かのアドバイスに対して

誰かに対して胸にグサッとくるような一言を言うときも、

その人が長期的に見て良くなると判断するなら言うようにしている。

 

仕事に対して

(短期的に)その仕事を続けた先に日々生活出来ていたとしても、

(長期的に)将来に繋がる可能性がなければその仕事はしない。

 

プロ野球の監督をしていた野村克也さんの本を一時読み漁っていたが、

野村さんが選手に対して「引退後」についてアドバイスをしていたことが今でも心に残っている。

 

プロ生活は短い。

引退後の生活のほうが長い。

プロとしてやっている間は目の前の野球に打ち込めばいいが、いづれは引退する。

技術だけを磨くのではなく「人として」も野村さんはアドバイスをしている。

 

そういうことを踏まえたうえでのアドバイスをもらえる選手は幸せだと思っている。

リーダーと言われる人たちはよく見てくれている。

よく見ているからこそ本質を突いた「耳が痛い」アドバイスをしてくれる。

 

そういうときに「ありがとうございます」と頭を下げて感謝の気持ちを言えるか。

(自分はまだまだですが・・・)

 

自分の人生を振り返ったとき、

耳が痛いアドバイスは今になって「確かにそうだ」と気付くことがある。

短期的に見たらわからなかったことも、長期的に見て時間が経てば「確かに・・」と思うことが本当に多い。

 

そういうことを言ってくれるリーダーに出会えたことにも感謝だし、

次は自分がそういうリーダーになっていきたいと思っている。

 

 

好かれなくても良いから、

信頼はされなくてはならない。

嫌われることを恐れている人に、

真のリーダーシップはとれない

野村克也